Having tried to get over pressure so many times, I found there’s no way of overcoming it after all. (ICHIRO SUZUKI)

「プレッシャーを克服しようとずいぶんやってきましたけど,結局そんな方法はないんですよね。」

正確ではありません。3年前ぐらいのテレビ番組でのイチローの発言のうろ覚えのことばです。2004年にシーズン262安打の大リーグ最多安打記録(84年ぶり)を達成した年のシーズンオフにNHKでの特集番組の中でいった言葉を訳したものです(むろん拙訳)。

プレッシャーにうちかつことは不可能。何度もプレッシャーと向き合ってきたはずの,あのイチローのことばであるだけに印象に残りました。ではどうすべきなのか?彼はたしか結論を出していなかったと記憶しています。彼自身結論が出せていないのかもしれません。もともと答がないのかもしれません。でも,結果として彼はプレッシャーに勝っているわけです。

プレッシャーと争わない?いなす?見てみぬふり?右から左へ受け流す(もう古いけど)?

凡人に言えることはせいぜい,イチローでさえそう言ってるんだから,プレッシャーを感じるのは誰でも経験する当たり前のことで,プレッシャーを感じている自分を恥じたり,慌てふためいたり,取り乱したりする必要はない,ということぐらいでしょうか。

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