Discourse Markers (指標語)

論理的帰結を引き出す

so だから、そこで
therefore それゆえに、だから
hence それゆえに
consequently 従って
accordingly 従って
as a result その結果として
thus かくして
That is why ・・・ そういうわけで・・・

* soは等位接続詞。thereforeからthusまでは副詞(句)。That is why … は前文とつながって,~, which is why のようになることもある。

仮定の上での結論

then それなら,だとすると
if so もしそうなら(そうだとしても)
otherwise もしそうでなければ (= if not so)

* if soは「そうだとしても」の意味なら譲歩。thenはこれ以外にかなり多くの意味を持つ。

逆接

but しかし
Yet しかしながら、それでも(文頭)
and yet しかしながら、それでも
however しかしながら
nevertheless それにもかかわらず
nonetheless それにもかかわらず
Still やはり(文頭)
all the same それでもやはり

*butは等位接続詞,それ以外は副詞

譲歩

Though ・・・, ~ ・・・ではあるが,~
Even though ・・・, ~ ・・・ではあるが,~
Even if ・・・, ~ たとえ・・・でも,~
While ・・・, ~ ・・・だが,~
Whereas ・・・, ~ ・・・だが,~
if not ~ ~ではないにせよ(~でなければ)

*次の対照のwhile, whereasにも注意。

対照

on the other hand 他方で、その一方
・・・, while ~ ・・・、その一方~
・・・, whereas ~ ・・・、その一方~

*while, whereas は接続詞,on the other hand は副詞句なので,使い方は異なる。

譲歩しながら主張を強調する

It is true that ・・, but ~ なるほど・・・だが,~
・・・ may ・・・, but ~ ・・・かもしれないが,~
・・ certainly ・・, but ~ 確かに・・・だが,~
・・・, to be sure, but ~ 確かに・・・だが,~
・・ of course ・・, but ~ もちろん・・・だが,~
・・・ indeed ・・・, but ~ 確かに・・・だが,~
・・ no doubt ・・, but ~ 確かに・・・だが,~
True, ・・・, but ~ 確かに・・・だが,~

*これらは基本的に同じ働きなので,日本語訳の違いにこだわらなくてよい。butの代わりに,前半をthoughで表現したり,後半をhoweverにすることもある。

列挙する

firstly, .. secondly, .. , finally, … 第一に・・、第二に・・、最後に・・
first of all まず第一に
to begin with まず第一に
to start with まず第一に
for one thing, … for another thing, … 一つには・・・、またもう一つには・・・

*「まず第一に」と似たものにin the first placeがあるが,これは「そもそも」のような意味で使われる。

変化の予告

at first はじめは

*この後に,then「次に」, later「後に」, eventually 「結局」, at last 「ついに,結局」などと呼応して,「始めは~であったのだが,・・・」という変化を予告するはたらきをする。

論点の追加

moreover その上、さらに
furthermore その上、さらに
what is more その上、さらに
besides その上、さらに
in addition その上、さらに
similarly 同様に(して)

*moreoverなどは新たな論点を追加する場合に用いるので,「第2に」に近いことが多い。

例を挙げる

for instance 例えば
for example 例えば
thus 例えば
・・・, say, ~ ・・・,例えば,~
such as … ・・・のような
including ~ ~を含めて
in particular 特に

列挙において「以下省略」

・・・ and so on ・・・等々
・・・ and so forth ・・・等々
・・・ and the like ・・・等々
・・・ and things ・・・等々(口語)
・・・ or whatever ・・・やその他何でも

除外

apart from ~ ~は別にして
aside from ~ ~は別にして
except(ing) ~ ~を除いて
but ~ ~を除いて
with the exception of ~ ~を除いて
save ~ ~を除いて

一般論を導入する

on the whole 概して
in general 一般に
as a rule 概して
in most cases 多くの場合
broadly(roughly) speaking 大まかにいえば
to some extent(degree) ある程度までは
mostly たいていは、主として
largely 主として

言い換え

that is (to say) つまり、すなわち
namely つまり
in other words 言い換えると

* コロン(:)はこの働きをすることが多い。that is to sayは前文とつながって,・・・, which is to say のようになることもある。

直前の論旨の破棄・限定

at any rate ともかく
anyway いずれにせよ、とにかく
anyhow いずれにせよ、とにかく
after all 結局

話題の転換・話題の追加

by the way ところで
incidentally ところで、ついでながら
for that matter, (その件に関して)ついでにいうと
talking of(about) ~ ~といえば
speaking of ~ ~といえば

比喩・決まり文句の導入

so to speak いわば
as it were いわば
what is called ~ いわゆる~
what we(you, they) call ~ いわゆる~

*what is called ~ は「~と呼ばれているもの」が原義なので,what might be called ~ 「~とでも呼んでよさそうなもの」のような応用形になることもある。

現実による補強・現実との対比

in fact 実際は、つまり
as a matter of fact 実際は、じつは
actually 実際は
indeed (それどころか)実際は
As it is, … ところが実際は・・・

*As it is, … は,それ以前に想像や仮定のことが書かれていて,「でも現実にはそうでない」と述べるときに使われる。

論点の絞込み

regarding ~ ~に関して
as regards ~ ~に関して
with(in) regard to ~ ~に関して
in relation to ~ ~に関して
in respect to ~ ~に関して
concerning ~ ~に関して
as to ~ ~に関して
with reference to ~ ~に関して

論点(主張)の限定

As for ~ ~に関する限り(文頭)
as far as S is concerned Sに関する限り

*「他の事(人)は知らないが~に関しては」という場合。