The Lost World (Michael Crichton) — paperback review

語彙レベル★☆☆☆|ストーリー★★☆☆|知的興奮度★★☆☆|前提知識★☆☆☆|対象レベル 英検2級以上|ジャンル 冒険小説|448p.|英語

“Jurassic Park” につづく第2弾で,これも映画化されています。だいぶ前に読んだので,細部は忘れているのですが,Jurassic Park 以外に,実は近くの島にもうひとつ恐竜再生実験用の島があって,それが放置されたままになっている,とかいう設定になっていたと記憶しています。そこへ Malcolm たちが再び調査に行き...

タイトルの “The Lost World” 「失われた世界」は Sherlock Holmes で有名な Sir Arthur Conan Doyle が1912年に発表した同名の小説に由来します。これは一種の黎明期のSFで,南米のどこかに今でも恐竜が生きている場所へ探検に行く,という小説です。児童向けにリライトしたものを子供のころに読んだ記憶があります。私の恐竜好きの原点なのかな?(英語版も持っているのですが読んでない。読んだらこのシリーズに追加しようかな。)

続編ですから,前著 “Jurassic Park” を読んでいるか,少なくとも映画を見ていないと面白みは減るでしょう。ただし映画の「ロストワールド ジュラシック・パーク2」とはエンディングが違っています。

英語的には,前著と同レベル。 おもしろさは前著ほどではないでしょう。

以下は,冒頭近く,Jurassic Park 事件にはもうかかわりたくないと思っているMalcolm にある人物が接近してくるところ。

“(…) But I’m told it was some kind of very large, atypical lizard, found dead in the jungle of Costa Rica.”

“And? What happened to it?”

“The remains were burned?”

“So nothing is left?

“That’s right.”

“No photographs? No proof?”

“Apparently not.”

“So it’s just a story,” Malcolm said.

“Perhaps. But I believe it is worth mounting an expedition, to find out about these reported survivals.”

Malcolm stared at him. “An expedition? To find a hypothetical Lost World?”

Jurassic Park を面白いと思わなかった人,私のような恐竜好きの大人(いるのか?)以外の人には,あまりおすすめしません。

 

(この paperback review のカテゴリーは,英語で読む本を探している方に向けた読書案内です。私が読んだ本の中から選んでコメントしています。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。