「ボヘミアの醜聞」 英語解説について

現在,コナン・ドイル原作シャーロック・ホームズ・シリーズ中の「ボヘミアの醜聞」の英語解説(連載)が進行中です。

といってもこれがなかなか進まない。もう5回めなのに全体の15%くらいか?(語数ベースで今計算したら15.7%) まあ1パラグラフずつくらいのペースなんでこんなもんかな。1日あたり3%ということは,33回前後の連載が必要になる。週3回やっても11週間,約3ヶ月。かかりすぎかぁ。週2回だと....

 

テキストプロジェクト・グーテンベルクの The Adventures of Sherlock Holmes を基本とし,うちにある"The Penguin Complete Sherlock Holmes" で多少修正していますが,テキストの校訂についてはあまり厳密にはやってません。

原文で手に入りやすいのは,以下のもの。

 

 

翻訳・注釈はオリジナルです。翻訳については「予告編」で述べた5冊を参考にさせてもらう場合があります。

  • 「詳注版 シャーロック・ホームズ全集 3」 小池滋 訳(筑摩文庫 1997)
  • 「シャーロック・ホームズの冒険」 阿部知二 訳 (創元推理文庫 1960)
  • 「シャーロック・ホームズの冒険」 鮎川信夫 訳 (講談社文庫 1973)
  • 「シャーロック・ホームズの冒険」 延原謙 訳 (新潮文庫 1953)
  • 「新訳シャーロック・ホームズ全集 シャーロック・ホームズの冒険」 日暮雅通 訳 (光文社文庫 2006)

小池滋は英文学の泰斗,阿部知二は英文学者兼小説家,翻訳家,鮎川信夫は戦後を代表する詩人(あとのふたりはよく知らないんだけど翻訳のプロのようです)。さすがホームズだけあって,翻訳家のラインナップも強力です。

これ以外にも翻訳は児童向けを含め山のようにあります。

 

音声を各回につけましたが,これもプロジェクト・グーテンベルクにある Audio Book です。リストの中のMP3ファイルのうち,最初の2つが「ボヘミアの醜聞」です。ここではそれを連載各回の長さに合わせてカットしています。AudioBooksForFree.comの制作のようです。

 

画像・イラストは原作で使われた Sidney Pagetのものがネット上に散在しているので,それを使っています。それ以外に注釈内で参考になりそうな画像を使っています。

 

全体のテキストのpdf を載せておきます。

A SCANDAL IN BOHEMIA (The Adventures of Sherlock Holmes) by Sir Arthur Conan Doyle A Scandal in BohemiaA Scandal in Bohemia pdf

各回ごとではなく,テキスト全体です。ただ,解説をつけるたびにコーテーションの入れ方やレイアウトを修正しているので,最終版ではありません。全部終わったら,もう一度出すつもり。

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