僕の愛する中央図書館

僕が愛用している図書館は,横浜市中央図書館で神奈川県最大の図書館である。蔵書数では,150万冊を越える都立中央図書館にやや後れをとって140万冊程度だが,近所にある神奈川県立図書館の2倍あるし,18ある横浜市各区の図書館(区の数が18で,西区の図書館が中央図書館なので合計18館)と連携しているので,ネット上の市立図書館のサイトで蔵書を検索し,予約し,中央または各区の図書館で貸し出し・返却ができるという便利なシステムが出来上がっていて,このシステムは東京よりも進んでいるだろうと思う。横浜市各区の図書館は区立ではなくすべて市立なのに対し,東京の各区の図書館は区立なので,行政上,横浜の方が連携しやすいのだろう。

今日ネットから本を一冊予約したのだが,予約順11番目で,1回の貸出期間は2週間(県立は3週間なんだけどね)だから,順番が回ってくるのはざっと5ヶ月後ということになりそうだ。8月かよ。

上のサイトには「予約の多い本50」というページがあって,2009年2月1日時点でのトップは東野圭吾「流星の絆」。予約数なんと2157人である。さすがにこういう本は蔵書数も多く,調べてみると横浜市の全図書館で計115冊ある。それだけあっても,ざっと20人待ちである。

 

中央図書館は,京急の「日の出町」という駅から歩いて5分程度のところにある。その5分のあいだにラブホテルあり,ストリップ小屋ありで,あまり環境がいいとは言いがたい。

ここのところ日曜に返却して,新たに借りてくるというローテーションなので,日曜に図書館に行くことが多い。近所にはJRAの場外馬券売り場があるらしく,日曜日にはそれらしいオヤジが通りにあふれかえっている。尋ねたわけではないのだが,どうみても場外馬券売り場への行き帰りとしか思えない。どうしてみんな同じような服装,同じような顔つきなのだろう...と思って歩いていると,ショーウィンドーに映る僕の風貌は完璧にその街,そのオヤジの群れに異和感のかけらもなく溶け込んでしまっている。なんとまあ。

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