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高校生向け新書 4 《河出書房新社 14歳の世渡り術》

8月
2009
27
この記事の印刷用バージョン

河出書房新社発行のシリーズ「14歳の世渡り術」です。

ふれこみは,「中学生以上,大人まで」。

作りも,テーマの選び方も理論社 YA新書 「よりみちパン!セ」 とよく似ています。どちらも硬い大人なら「そんなの中高生に読ませていいのか」と目を剥いて怒りそうなものも含まれていますが,知ったこっちゃありません。

 

 

2009年8月27日 現在

タイトル

著者

発行日

ねだん

内容

神さまってなに? 森 達也 著 2009.06.12 1,260円 神さまお願い! 誰もが一度は思ったことがあるはずだ。でも、神さまって本当にいるの? 世界の宗教の歴史や現状を踏まえ、その謎に迫る。宗教とは、信じるとは何かを考えてみよう。
さよなら紛争
武装解除人が見た世界の現実
伊勢崎 賢治 著 2009.04.21 1,260円 こうしている今も世界のどこかで紛争が起きている。アフリカ等の貧困国で武装解除を指揮してきた著者が、知られざる紛争の現状を伝える。日本人が平和のためにできるユニークな方法も提案。
受験国語が君を救う! 石原 千秋 著 2009.03.19 1,260円 世の中は受験国語のようにできている! 入試問題作成の表も裏も知り尽くした著者が、単に点をとる技術だけでなく、これからの人生に役立つ、受験国語の解き方・考え方を伝授する。
勝てる読書 豊崎 由美 著 2009.01.26 1,260円 親に、先生に、友達に、そして何より自分に勝つためには……? ユニークなテーマ別に選ばれた、今読むべき本が満載の、かつて類を見ないピリ辛ブックガイド。「文藝」人気連載を単行本化。
あした選挙へ行くまえに 池上 彰 著 2008.11.05 1,260円 選挙に行っても政治は変わらない、なんて時代は終わった。その1票を投じる前に、選挙の仕組みを知っておこう。税金を無駄遣いせず上手に使ってくれる政治家を、賢く選ぶための本。
ちょい大人力検定
子ども以上大人未満の人間関係講座
石原 壮一郎 著 2008.07.14 1,260円 友だち、大人との付き合い方から恋愛相談まで、何かと悩みや迷いが多い“ちょい大人”に、大人力の入門版である“ちょい大人力”を伝授。検定方式で学べる目からウロコのサバイバル処世術。
復讐プランナー あさのあつこ 著 2008.06.12 1,260円 雄哉はクラスメイトの久利谷たちから執拗ないじめを受けることに。そんな時「じゃあ、復讐計画を立ててみれば」と物騒なことを呟く不思議な先輩が現れ――。
みえない未来相談室。
すきなコトを仕事にする方法
k.m.p. 著 なかがわみどり 著 ムラマツエリコ 著 2008.04.14 1,260円 「大人になるって?」「仕事をするって?」という疑問に答えるコミック&エッセイ。悩みながらも手探りで自分たちのスタイルを確立してきた著者が、10代の頃を振り返りながら答えを探る。
女子の国はいつも内戦 辛酸 なめ子 著 2008.03.12 1,260円 永遠に、女子の敵は女子。敵だらけのジャングルの中でどうすれば生きられる? 大人になっても気の抜けない女子の殺伐とした実態とサバイバル実践方法をなめ子お姉様がお教えします。
不肖・宮嶋 メディアのウソ、教えたる! 宮嶋 茂樹 著 2007.08.22 1,260円 今日見たニュースは、100%真実か? 戦場など数々の危険な現場をわたり歩いてきた報道カメラマン不肖・宮嶋が、情報を賢く受けとめ、惑わされずに生きる術を伝授。
どうして君は友だちがいないのか 橋下 徹 著 2007.07.24 1,260円 友だちは面倒。上っ面ばかりで本当の親友がいない! そんな人のための橋下弁護士のまるきり新しい友情交渉術。世界一面倒な友だち問題を乗り越えれば真のつきあいスキルが身につきます。
右翼と左翼はどうちがう? 雨宮 処凛 著 2007.05.22 1,260円 求めているのはどちらも平和な社会なのに、仲良くできないのはなぜ? 両方の活動を経験した著者が、右翼・左翼のテロ、革命の歴史や現状をかみ砕く! 現役活動家への取材も収録。
「占い脳」でかしこく生きる 鏡 リュウジ 著 2007.05.22 1,260円 「占いはアテにならない」って納得してない? でも、占いを使える脳=「占い脳」こそ自分の頭で考える力を得る鍵! 「今日も最下位……」と落ち込むあなた。不安な毎日はもう終わり!
民族の壁どついたる!
在日コリアンとのつき合い方
井筒 和幸 著 2007.05.22 1,260円 同じ人間なのに、なぜ憎しみ合った殺し合ったりするの? 試験には出ない韓国、北朝鮮との問題から、世界中の人たちと仲良くする方法を考える。にがい歴史も全部知ろう!
お金を味方にして人生楽にする!(仮) 山崎 元 著 未刊 1,260円  
差別をしよう! ホーキング青山 著 2009.09.17 1,260円 友達に嫌われないための平等なんておかしい。だったら、差別して差別されて、そこから個性を探せばイイ。身体障害者芸人が、自ら浴びてきた視線を跳ね返す差別のススメ。ビートたけし推薦!
なぜヤクザはいなくならないのか 萱野 稔人 著 未刊 1,260円  

 

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by rickie | Posted in その他(高校生向け), 学問を知る, 文献リスト | No Comments »

高校生向け新書 3 《理論社 YA新書 「よりみちパン!セ」》

7月
2009
30
この記事の印刷用バージョン

「よりみちパンセ」シリーズは,ちょっと独特です。

執筆陣も,学者(白川静,養老孟司,小熊英二,小倉千加子など)あり,作家(重松清,田口ランディ,伊藤比呂美)あり,社会的実践者(徳永進,村瀬孝生,湯浅誠)あり,その他,芸人(玉袋筋太郎),右翼活動家(鈴木邦男),エッチ系クリエーター,正体不明(叶恭子)など,ちょっと他では見られないくらいバラエティに富んでいます。

テーマも,学問的なはなしよりも,若い世代の人(中高生が主な対象)の悩み・苦しみに正面からぶつかる内容が多く,恋愛・性・世の中・酒・ドラッグにいたるまで,昔の大人が見たら目をむいちゃいそうな内容を含んでいます。

もちろん,それがあなたになにか大切なものを与えてくれるかは,その筆者とあなた次第でしょう。まとはずれかもしれないし,人生を変えてくれるかもしれません。

 

なお,このシリーズは「新書」と名前がついていますが,ちょっと大きめです。

 

アマゾン: →    理論社YA新書「よりみちパン!セ」

 

1 みんなのなやみ 重松 清 10代の悩みや疑問という「生の声」に、直木賞作家の重松清さんが、「正解」以上にバリエーション豊かな考え方で答えてくれる、心強い相談室。
2 神さまがくれた漢字たち 白川 静 監修 山本史也 著 その昔、人間がいまほど自分中心じゃなかった時代、人間と自然、そして神さまとの豊かな関係から、漢字というものは生まれたのです。漢字を見る目が180度変わる、刺激的な物語。
3 いのちの食べかた 森 達也 魚は切り身で泳いじゃいないって、TVで見て知ってるよ。じゃあ、毎日食べてる大好きな「お肉」は、どんなふうに食卓に届くの? 誰も教えてくれない、食べものといのちの、たいせつな関係。
4 さびしさの授業 伏見憲明 どうしたら自分が「生きられる場所」をみつけていくことができるのか。「世界」と「君」の間に生じる亀裂に対して、君自身のかけがえのないプライドを保ちつづけながら、ひとり向き合っていく方法を提案する。
5 正しい保健体育 みうらじゅん 「どうしてセックスしてはいけないの?」「包茎は手術したほうがいいの?」──若者に伝えるべき本当の「セックス」とは何か? 性教育の旗手みらうじゅんが放つ、童貞時代を生き抜くスタンダード!
6 14歳からの仕事道(しごとみち) 玄田有史 やりたいことがわからなくても大丈夫。まだイメージの定まらない自分の将来にひそむ、「仕事」や「働くこと」そのものへの不安に向き合うための真摯なヒント。
7 不登校、選んだわけじゃないんだぜ! 貴戸理恵+常野雄次郎 「不登校は病気じゃない、自分で選んだんだ。」そう言った瞬間にこぼれ落ちていく本当の気持ちと現実、背負わされていく責任。もと小学校不登校者である若き研究者と、もと明るい不登校エリートがリアルなことばをさぐる。
8 こどものためのドラッグ大全 深見 填 なぜ人間はドラッグに関心を持ってしまうのか。ドラッグと人間の関係の長い歴史、効果の裏の危険性、中毒者たちの自助グループの様子や連絡先などのSOSラインまでを網羅する。
9 ハッピーになれる算数 新井紀子 「数学」と聞いただけで、つい視線が宙に泳ぐキミはおもいきって「算数」までもどろう。そもそものしくみを考えるのって、算数や数学にかぎってだけ必要なことじゃない。キミがハッピーになれるための、秘訣でもあるんだから。
10 ひかりのメリーゴーラウンド 田口ランディ どうして私は「私」なんだろう。私たちはいったいどこから来て、どこへ還ってゆくのだろう。少女が向き合いつづけた、光と影に彩られたある初夏からの一年間──。若い世代へ贈る、著者初めての純愛小説。
11 バカなおとなにならない脳 養老孟司 「最近のワカモノどもの考えてることは理解できん!」……そんなこと、それこそいまどきのバカなおとなたちに言われたくないよ! でも、どうしたらいいんですか、脳ミソの専門家、養老先生。中学生から高校生たちの、迷問、奇問、素朴な疑問に答えます。
12 みんなのなやみ 2 重松 清 子どもたちを主人公とするたくさんの物語を描いてきた作家が、10代の「悩み」をとおして、子どもたちに贈る言葉。第一弾につづく、勇気あふれる相談室。
13 オヤジ国憲法でいこう! しりあがり寿+祖父江慎 わが子よ。そして、いまどきの若者よ。オヤジ呼ばわりされ、家では洗濯物だって別に洗われてしまうワタクシだが、キミたちに伝えたい熱い思いがある。「オジサン」が語る、おかしく、かつ、アナーキーな人生のルール。
14 日本という国 小熊英二 ぼくたちがいま暮らしているのは、「日本」という国。じゃあ、「日本」って、いったいいつ、だれによって作り出されたのか、きみは知っている? みずから 「学ぶ」ことの意味とそのための技法に触れながら、いまにつながる「歴史」を知り、未来を探るために描かれる、刺激的な近代史。
15 気分はもう、裁判長 北尾トロ 「裁判なんて、カンケーないよ」と思っているキミ。でも、いちど気軽に「法廷」をのぞいてみよう。法律をルールにした真剣勝負のやりとりに、世間とはいかに広く、深いものであるかということを、キミは身をもって知るはずだ。
16 いま生きているという冒険 石川直樹 降りかかってきたすべてのことを、自分の五感すべてで引き受けて、堂々と世界と向き合っていけばいい──。最年少で世界七大陸最高峰登頂を達成し、自然だ けをたよりに進む航海術を学び続けるなど、世界を素手で旅する若き<冒険者>による、ことばを超えた出会いへの、やさしいいざない。未発表カラー写真多 数。
17 だれか、ふつうを教えてくれ! 倉本智明 両手が使えなければ口をお皿に近づけて食べる。行儀が悪い! と「ふつう」の人なら思うけど、その「ふつう」とは一体、誰にとっての「ふつう」なんだろう。子どもむけの障害学の一冊。
18 演劇は道具だ 宮沢章夫 「演劇」と聞いただけでなんだかこそばゆい。そう感じるからだを大事にしよう。自分のからだと他人のからだを出会わせて、わくわくするなにかを「いま、ここ」に生み出そう。刺激的な演劇入門。
19 死ぬのは、こわい? 徳永 進 鳥取のホスピス「野の花診療所」を開業する書き手による、いちばんやさしいデス・エデュケーション。こどもの、そして大人にとっても永遠の謎である「死」について考える。
20 男子のための恋愛検定 伏見憲明 たった一人を好きになる、不可思議な心のメカニズムから、セックスにひそむリスクを回避するためのノウハウまで、「恋」がもつ可能性とかけがえのなさを説いた男子のための「恋愛論」。
21 世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー 森 達也 メディアと情報の洪水のなかで、ぼくらはなにを疑い、なにをどう信じ、考えていったらいいんだろう? いまもっとも子どもたちに、若い人たちに、そしてわれわれおとなにとって切実に必要で、もっともビビッドなメディア・リテラシー。
22 コドモであり続けるためのスキル 貴戸理恵 コドモはみんな「一人前のおとな」にならなきゃいけない。……そういわれればなにも言えない私たち。でもちょっと待て! そんなおとなが作り出している世 の中、ホントにそんなにいいもんか? おとなが隠してる、この世の中の仕組みの「公然の秘密」を探りながら、コドモのまま生きるためのスキルを伝授!
23 生き抜くための数学入門 新井紀子 とりあえず公式覚えて数学をやりすごしてるあなた、はっきり言ってやばいです。数学は、わけわかんないこの世界を生きぬくための、ナイフみたいに基本的な 道具。「そもそも、それってなに?」から始めて、リアルな答えを探そう。「数学」というナイフの研ぎ方、使い方を、愛をもって伝授します。
24 男子のための人生のルール 玉袋筋太郎(浅草キッド) ひとは、男に生まれるのではない。男に「なる」のだ──自らのからだやコンプレックスへの向き合い方、人との関係のいちばん基本の姿勢、世間という大海原 へ漕ぎ出していく方法など、自分だけの矜持をもつ本物の「漢(おとこ)」になりたいすべての少年へ満を持しておくる、最強の「人生のルール」。
25 おばあちゃんが、ぼけた。 村瀬孝生 谷川俊太郎氏大推薦の老人通所施設「宅老所よりあい」の若き所長による、笑わずにはいられない、泣かずにはいられない仰天レポートの数々。「ぼけた」お年寄りたちに日々振り回されることで見えてくる、人間の最大限の不思議とどうしようもない魅力。
26 「美しい」ってなんだろう? 美術のすすめ 森村泰昌 美しさ、ってなんだろう? 一見きれいじゃないものも、大したように見えないものも、いつもの見方をちょっと変えれば、すごく美しく見えてくるものがある。新たな美しさの発見と人生の豊かさの関係を、トップアーティストが、身近な形式で特別講義。
27 オンナらしさ入門(笑) 小倉千加子 「女の子って、何でできてる?」お砂糖とスパイスと、素敵なものいろいろでできている。でも、誰がそう決めたの? 私は誰にとっての「甘い」ものなの? 家や学校、世間で経験することになる女の子の困惑と生きがたさをのびやかに笑い飛ばせるよう、フェミニズムがとっておきの勇気ある知恵を伝える。
28 ひとりひとりの味 平松洋子 人間はいろいろだ。もちろんおうちの姿だって、それぞれいろいろ。だから、じつは、全ての人に共通する「おいしい味」なんていうものはないんです。フード・ジャーナリストとして、また稀代のエッセイの名手として絶大な人気を誇る著者がおくる、ひとりひとりの「味覚道」。
29 ひとはみな、ハダカになる。 バクシーシ山下 子どもがセックスを知ることに、眉をひそめる大人がいる。でも、戦争や飢餓や病気とかかわりなく生きることは可能かもしれないけれど、「セックス」とかか わりなく生きていくなんて、不可能なんじゃない? アダルトビデオをめぐる事柄や物語から、ひとがハダカになることをセキララに、かつ、まっすぐに考え る。AV界の鬼才と呼ばれる監督が伝える、世界でいちばん「ふつう」な特殊講義。興味本位で、問題なし!
30 ついていったら、だまされる 多田文明 しつこいセールスや勧誘、はたまた、ポストに入っている身に覚えのない請求書まで、世の中には身近なところにキミをだまそうとする人がいっぱい。「自分だ けは絶対にだいじょうぶ」なんて頭から思い込む前に、どんな危険があるのか、冷静になって知ることがたいせつ。「自ら、あえてだまされにいく」という仰天 の方法でキャッチセールス評論家の名をほしいままにする書き手が、街にあふれるサギやワナのテクニックから自分の身を守る方法を大公開します。
31 あのころ、先生がいた。 伊藤比呂美 初めて会う人、初めて行く場所──そんな「初めて」の印象深さとともに、日々のくりかえしのなかでじんわり、ゆっくり、何かを伝えてくれたり、さよならを して何年もたってからふと大切なことに気づかせてくれるような「出会い」がある。子どものころ、親の次に身近な存在だった「先生」たちの数々の思い出か ら、等身大のおとなの姿と「出会い」のかたちを豊かに描き出す一冊。
32 家を出る日のために 辰巳 渚 「暮らし」とは、生きることそのもの。代々さまざまなかたちで受け継がれてきた「暮らしの技術」を失いつつある私たちが、「いい加減」に、背筋を伸ばして生きていくためのやさしくて新しい技法を、「家事塾」を主宰する著者がおくる。
33 「悪いこと」したら、どうなるの? 藤井誠二+武富健治(マンガ) 悪いことをしたらどうなるの? 身近なことなのに、私たちは「その後」のことをちゃんと知らない。「加害者」「被害者」、それを受け止める「わたし」。少 年犯罪を長年取材するノンフィクション作家・藤井誠二と、教育問題を異色の手法であぶり出したマンガ鈴木先生の作者・武富健治が、全国の少年院や少年 刑務所をまわって拾い上げた現実を描く。子ども自身が「少年犯罪」を考えるために絶対に欲しかった一冊。
34 失敗の愛国心 鈴木邦男 巷でなにかと話題の「愛国心」。あるものへの「心」を数値で計る意味はなんだ? 歴史と書き手みずからの失敗を軸に、ぼくたちの過去/現在/未来について根本的に問いかける一冊。
35 カレーになりたい! 水野仁輔(東京カリ~番長) 寝ても覚めてもカレーカレー! 各メディアで大活躍、カレーに脳みそと全身を侵略された著者による、前代未聞のカレー本。カレーはみんなの気持ちを、そし て人生をハッピーにする最高のスパイスだ! 巻頭と巻末に、びっくり仰天のフルカラーおまけを付し、楽しさ満載でお届けします。
36 続・神さまがくれた漢字たち 古代の音 山本史也 既刊に 続いて、故・白川静の愛弟子による、学校でも家庭でも教えてもらえない、本当の漢字の物語、第2弾! 自然あるいはかたちないもののおとずれから、人間が 謙虚に学んだものとしての「漢字」レッスンに、「おもいッきりイイ!!テレビ」で、みのもんたもゲストの面々も、思わず驚嘆!
37 叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 叶 恭子 ゴーイング・マイウェイと自分勝手は、似て非なる最たるもの。みずからの経験を実学とする、人生の硬派としての著者による珠玉の名言の数々が、あなただけ のかけがえのない人生を導き出す。親や学校の先生からは聞くことのできない、徹底したフェアネスと心からのいつくしみの言葉に満ちた、世界一美しい日めく りカレンダー万年版。
38 恋と股間 杉作J太郎 いかなるピンチのときにでも、力強くマイルドな笑みを浮かべよう。「成功とは、人生における異常事態である」と熱く説く杉作氏が、世間に蔓延するま ちがいだらけの情報をなで切りにしつつ、真に男子の血肉となる、ハードボイルドに超絶な「恋愛術」を指南する。これを読めば、キミにも彼女ができる! た ぶん!!
39 建築バカボンド 岡村泰之 「家」づくりは自分を知り、家族を知り、他人を知るための、心楽しいプロジェクトでもあり、壮絶なバトルでもある。つまり家づくりとは、人生そのものなの だ! 当代の人気建築家がさまざまな角度から丁寧に、そしてときに野蛮に指南する、小学生からの「おれんち」「あたしんち」づくり入門。
40 この世でいちばん大事な「カネ」の話 西原理恵子 なぜわれわれは、子どもに「金」の教育ができないのだろう!? カネがなければ一家離散、カネがなければ一家心中。カネがなければ人生、貧しい。これは真 実だ、ああそれなのに。経済学者やカネの地獄を見ないものにはけっして語れない、そんな、カネと労働のリアルをみつめ、人生の根本を哲学する書。
41 だれでも一度は、処女だった。 千木良悠子+辛酸なめ子 それはもうまさにそれぞれ、正解がないのが正解です。とはいえ消せない不安と好奇心……先輩諸氏がつれづれなるままにあなたに語ってくれる、「そのとき」 のおそるべきバリエーションの数々を、2名の女子ががっつりとご案内。「処女」に関する豆知識と、悩めるあなたへのアドバイスも満載!
42 こどものためのお酒入門 山同敦子 お酒は「飲む」「酔う」ためだけのものじゃない。その以前にこそ、知っておきたいお酒の魅力とその偉大さがある。自然と人間とが生み出すそんな「たからも の」の魅力を、あらゆるお酒に精通することで知られる著者が、心を込めてスケッチする、画期的な「未成年向けお酒入門」。
43 童貞の教室 松江哲明+古泉智浩(マンガ) 映画童貞。をプロデユースにて一世を風靡した映画監督が、今度は活字で自身の童貞時代をドキュメンタリーする!? 男子の絶望と希望を描いて右に出る もののない古泉智浩の巻頭マンガとともに、リアル童貞の「疾風怒濤」が持つ意味を、軽やかに、かつ、深く優しく徹底解剖する。
44 阿修羅(あしゅら)のジュエリー 鶴岡真弓 国宝「阿修羅像」は、キラキラでエキゾティックなジュエリーをまとった、天平のファッションリーダーだった! そしてあまりにも有名なこの少年顔の鬼神の装飾には、現代のアクセサリーや携帯ストラップの持つ秘密が隠されていたのです。
45 きみが選んだ死刑のスイッチ 森 達也 ホームルーム/裁判員制度/死刑。この3つに共通する、最大の注意点はなんでしょう?その答えは、この本のなかにあります。手遅れになる前に、ぜひいま、読んでおいてください。マンガ「小学生にもわからない裁判員制度のイロハ」入り。
46 どんとこい,貧困 湯浅誠 日本社会を覆う「貧困」の問題を、困った「だれか」、さぼった「だれか」の自己責任論ですますのはこれで終わりにしようじゃないか。そして、生きて幸福な社会を、いま、みんなの手で確かに作りだそう!派遣村村長が、静かな情熱をもって初めて子どもたちに語る、希望の書。
47 前略、離婚を決めました 綾屋紗月 前略、離婚を決めました。お母さんがどうしてそう決めたのかを、いとしいあなたたち、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚や職場の人たち、そして私の知らない人たちにきちんと説明したいと思って、これを書き始めました――。「自立」ではなく「ともに生きる」ことの困難さとかけがえのなさを、画期的な書発達障害当事者研究の書き手がおくる。

 

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by rickie | Posted in その他(高校生向け), 学問を知る, 文献リスト | No Comments »

高校生向け新書 2  《ちくまプリマー新書》

7月
2009
22
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高校生・ヤングアダルト向けの新書である,筑摩書房の「ちくまプリマー新書」のリストです。

「岩波ジュニア新書」に比べると,薄手ですがそれほど堅苦しくなく気楽に読めるものが多いのが特徴です。逆に言うと重厚感には欠け,淡泊な感じもしますが,切り口は伝統的な「岩波ジュニア」よりも新鮮です。

 

リストは2009年7月現在。出版順年月順(古い→新しい)。

ちゃんと話すための敬語の本 橋本 治
先生はえらい 内田 樹
死んだらどうなるの? 玄侑 宗久
熱烈応援!スポーツ天国 最相 葉月
事物はじまりの物語 吉村 昭
勉強ができなくても恥ずかしくない 1 どうしよう・・・の巻 橋本 治
学校で教えない性教育の本 河野 美香
奇跡を起こした村のはなし 吉岡 忍
勉強ができなくても恥ずかしくない 2 やっちまえ!の巻 橋本 治
世にも美しい数学入門 藤原 正彦 小川 洋子
勉強ができなくても恥ずかしくない 3 それからの巻 橋本 治
人類と建築の歴史 藤森 照信
変な子と呼ばれて ―ミッシェル・近藤の人生 吉永 みち子
ある漂流者のはなし 吉岡 忍
お金持ちになれる人 邱 永漢
人はあなたの顔をどう見ているか 石井 政之
ピカソに見せたい! 山本 容子
数え方でみがく日本語 飯田 朝子
こころの底に見えたもの なだ いなだ
<いい子>じゃなきゃいけないの? 香山 リカ
木のことば 森のことば 高田 宏
漢方的スローライフ 幸井 俊高
目玉の学校 赤瀬川 原平
憲法はむずかしくない 池上 彰
英語の論理 日本語の心 牧野 高吉
君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか 布施 英利
世にも美しい日本語入門 安野 光雅 藤原 正彦
「ビミョーな未来」をどう生きるか 藤原 和博
環境問題のウソ 池田 清彦
包帯クラブ The Bandage Club 天童 荒太
娘に語るお父さんの歴史 重松 清
病魔という悪の物語 チフスのメアリ 金森 修
はじめの哲学 三好 由紀彦
おもしろ古典教室 上野 誠
野球はベースボールを超えたのか R・ホワイティング 松井 みどり 翻訳
俳優になりたいあなたへ 鴻上 尚史
サルが食いかけでエサを捨てる理由(ワケ) 野村 潤一郎
詩への道しるべ 柴田 翔
おはようからおやすみまでの科学 佐倉 統 古田 ゆかり
「無言館」にいらっしゃい 窪島 誠一郎
思春期のこころ 大渕 憲一
日本の歴史を作った森 立松 和平
自分のためのエコロジー 甲斐 徹郎
おいしさを科学する 伏木 亨
「ゆっくり」でいいんだよ 辻 信一
夢みるクラシック 交響曲入門 吉松 隆
和算を楽しむ 佐藤 健一
おしえて! ニュースの疑問点 池上 彰
ブッダ ─大人になる道 アルボムッレ・スマナサーラ
君はピカソを知っているか 布施 英利
問題がモンダイなのだ 山本 貴光 吉川 浩満
これが正しい!英語学習法 斎藤 兆史
物語の役割 小川 洋子
われわれはどこへ行くのか? 松井 孝典
話し上手 聞き上手 齋藤 孝
ニッポンの心意気 ─現代仕事カタログ 吉岡 忍
詩に誘われて 柴田 翔
クリエイター・スピリットとは何か? 杉山 知之
データはウソをつく ─科学的な社会調査の方法 谷岡 一郎
音楽を「考える」 茂木 健一郎 江村 哲二
ファッションのチカラ 今井 啓子
「世界征服」は可能か? 岡田 斗司夫
川を旅する 池内 紀
未来形の読書術 石原 千秋
民主主義という不思議な仕組み 佐々木 毅
自然を感じるこころ ─ネイチャーライティング入門 野田 研一
「科学的」って何だ! 松井 孝典 南 伸坊
いのちはなぜ大切なのか 小澤 竹俊
西洋館を楽しむ 増田 彰久
高校生のためのメディア・リテラシー 林 直哉
現代日本の小説 尾崎 真理子
笑ってお料理 平野 レミ
新しい道徳 藤原 和博
生命科学の冒険 ─生殖・クローン・遺伝子・脳 青野 由利
ほんとはこわい「やさしさ社会」 森 真一
僕らの憲法学 ─「使い方」教えます 田村 理
ブッダの幸福論 アルボムッレ・スマナサーラ
読み上手 書き上手 齋藤 孝
幸せになる力 清水 義範
友だち幻想 ─人と人の〈つながり〉を考える 菅野 仁
SFはこれを読め! 谷岡 一郎
「見えざる手」が経済を動かす 池上 彰
いちばんさいしょの算数1 ─たし算とかけ算 橋本 治
古代から来た未来人 折口信夫 中沢 新一
いちばんさいしょの算数2 ─わり算とひき算 橋本 治
ケータイ小説は文学か 石原 千秋
遺伝子がわかる! 池田 清彦
若い人に語る戦争と日本人 保阪 正康
進化論の5つの謎 ─いかにして人間になるか 船木 亨
男の子のための軍隊学習のススメ 高田 里惠子
食べるって何? ─食育の原点 原田 信男
教科書の文学を読みなおす 島内 景二
手に職。 森 まゆみ
受験生のための一夜漬け漢文教室 山田 史生
景気ってなんだろう 岩田 規久男
目と耳と足を鍛える技術 ─初心者からプロまで役立つノンフィクション入門 佐野 眞一
大学受験に強くなる教養講座 横山 雅彦
ゲームの教科書 馬場 保仁 山本 貴光
英語は多読が一番! クリストファー・ベルトン 渡辺 順子 翻訳
なぜ「大学は出ておきなさい」と言われるのか ─キャリアにつながる学び方 浦坂 純子
経済学はこう考える 根井 雅弘
めげても立ちなおる心の習慣 岡本 正善
地学のツボ ─地球と宇宙の不思議をさぐる 鎌田 浩毅
独学という道もある 柳川 範之
あなたの勉強法はどこがいけないのか? 西林 克彦
環境問題の基本のキホン ─物質とエネルギー 志村 史夫
多読術 松岡 正剛
京都美術鑑賞入門 布施 英利
女が読む太宰治 雨宮 処凛 井上 荒野 太田 治子 香山 リカ 佐藤 江梨子 辛酸 なめ子 平 安寿子 高田 里惠子 津村 記久子 中沢 けい 西 加奈子 山崎 ナオコーラ 筑摩書房編集部 編集
若いうちに読みたい太宰治 齋藤 孝
百姓たちの江戸時代 渡辺 尚志
負けない 勢古 浩爾
宇宙がよろこぶ生命論 長沼 毅
ALMA電波望遠鏡 石黒 正人
中学生からの哲学「超」入門 ─自分の意志を持つということ 竹田 青嗣

 

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by rickie | Posted in その他(高校生向け), 学問を知る, 文献リスト | No Comments »

高校生向け新書 1  《岩波ジュニア新書》

7月
2009
10
この記事の印刷用バージョン

高校生向けの新書やシリーズのリスト。

  • 岩波ジュニア新書
  • ちくまプリマー新書
  • 理想社 YA新書 よりみちパン!セ

など,高校生や中学生を対象にした新書です。

でも,大人でも読める本が多く,じつは大人が買っている方が多いかもしれません。

 

今回は岩波書店で出している,岩波ジュニア新書です。

岩波カラーのせいか,全体として堅めです。なにか,いかにも大人が高校生に読ませたがっている本,文部科学省・PTA推薦,といった感じです。高校生向けの本といえばケータイ小説以外はだいたいそんなモンだと言えなくはないのですが,特に岩波ジュニア新書はその感が強い気がします。

ふつうの岩波新書に比べれば装丁もカラフルですが,これも,こんなのが高校生には受けるだろうなと大人が思っているようなデザインで,ちくまプリマー新書の方がシンプルでセンスがいいと思います。

でもそれらは内容とは別の話で,内容の善し悪しは当然のことながら1冊1冊ちがいます。高校生にわかるのかな?という本もあれば,こんな本に高校生の時出会っておきたかったという本も,僕が高校生なら速攻で飽きる・捨てる・売り飛ばす本もあります。

本というものは,無理やり読む必要はありません。読まされるのもいやなものです。気になる本,読み始めたら止まらなかったという本とつきあうべきでしょう。

 

→ 岩波書店の岩波ジュニア新書のページ

いま「岩波ジュニア新書創刊30周年」とかで,読者ガイドブックがサイトにあります。

「岩波ジュニア新書創刊30年記念 読書ガイドブック」pdf版

 

2009年7月現在。絶版・版元品切れを除く。50音順です。

アインシュタインが考えたこと 佐藤 文隆
アインシュタイン16歳の夢 戸田 盛和
アジアに共に歩む人がいる 川原 一之
飛鳥・奈良時代 吉田 孝
あなたにもできる災害ボランティア スベンドリニ・カクチ/大倉 弥生 訳
カラー版 アニメーションの世界へようこそ 山村 浩二
アニメが世界をつなぐ 鈴木 伸一
アフガニスタンの未来をささえる 石原 陽一郎,茅 和伊,長岡 正哲,石川 かおり
アフリカのいまを知ろう 山田 肖子 編著
アマゾンで地球環境を考える 西沢 利栄
遺伝暗号のナゾにいどむ 岡田 吉美
いかそう日本国憲法 奥平 康弘
生きもの地図をつくろう 浜口 哲一
生きものは昼夜をよむ 沼田 英治
生きることと学ぶこと 早乙女 勝元
生きるということ 宮田 光雄
いじめを考える なだ いなだ
イスラームを知ろう 清水 芳見
遺跡が語る日本人のくらし 佐原 真
いのちをはぐくむ農と食 小泉 武夫
いま,きみを励ますことば 中村 邦生
いま,この研究がおもしろい 岩波書店編集部 編
いま,この研究がおもしろい part2 岩波書店編集部 編
イラクの戦場で学んだこと 岸谷 美穂
カラー版 インド・カレー紀行 辛島 昇/大村 次郷 写真
ウイルスってなんだろう 岡田 吉美
ウェブがわかる本 大向 一輝
宇宙と生命の起源 嶺重 慎,小久保 英一郎 編著
カラー版 宇宙に行くニャ! 山田 ふしぎ
カラー版 宇宙はきらめく 野本 陽代
宇宙物理への道 佐藤 文隆
カラー版 海と親しもう 伊藤 勝敏
海に沈んだ対馬丸 早乙女 愛
海はゴミ箱じゃない! 眞 淳平
英会話の基本表現100話 小池 直己
映画の仕事はやめられない! 附田 斉子
英語辞書の使いかた 外山 滋比古
英語で読み解く賢治の世界 ロジャー・パルバース/上杉 隼人 訳
英語の歌 河野 一郎
英語の疑問 こう考えてみよう 大津 幸一
英語の詩 河野 一郎
英語の発想がよくわかる表現50 行方 昭夫
英単語に強くなる 林 信孝
江戸時代 深谷 克己
調べてみよう エネルギーのいま・未来 槌屋 治紀
調べてみよう お金の動き 泉 美智子
沖縄からアジアが見える 比嘉 政夫
沖縄のいまガイドブック 照屋 林賢,名嘉 睦稔,村上 有慶
おくのほそ道の旅 萩原 恭男,杉田 美登
大人になるということ 佐藤 忠男
会社で働くということ 森 清
会社とはなにか 奥村 宏
科学の考え方・学び方 池内 了
これだけは読んでおきたい 科学の10冊 池内 了 編著
事典シリーズ 化学の小事典 上野 英一,小谷 正博,諏訪 恵治,玉虫 伶太,千々和 栄子,山岸 悦子,渡辺 範夫
学習力トレーニング 海保 博之
書く力をつけよう 工藤 信彦
崖っぷちに立つあなたへ 落合 恵子
パソコンで開く 数の不思議世界 飯高 茂
歌舞伎入門 古井戸 秀夫
カラー版 鎌倉 感じる&わかるガイド 岡田 寿彦,関戸 勇
紙芝居は楽しいぞ! 鈴木 常勝
からだの部品事典 新妻 昭夫 編著
カレンダー世界史 柴田 三千雄 編著
カレンダー日本史 永原 慶二 編著
新版 環境とつきあう50話 森住 明弘
韓国の若者を知りたい 水野 俊平
漢詩入門 一海 知義
漢字のサーカス 馬場 雄二
漢字のはなし 阿辻 哲次
漢文の読みかた 奥平 卓
きみたちと現代 宮田 光雄
教育で平和をつくる 小松 太郎
新版 行政ってなんだろう 新藤 宗幸
京都史跡見学 村井 康彦
きらわれものの草の話 松中 昭一
キング牧師 辻内 鏡人,中條 献
筋ジストロフィーの高校生,宇宙を学ぶ 千頭 一郎
近代国家を構想した思想家たち 鹿野 政直
近代社会と格闘した思想家たち 鹿野 政直
近代日本の戦争 色川 大吉
カラー版 草花のふしぎ世界探検 ピッキオ 編著
クモの糸の秘密 大崎 茂芳
車イスから見た街 村田 稔
「ケータイ時代」を生きるきみへ 尾木 直樹
経済の考え方がわかる本 新井 明,柳川 範之,新井 紀子,e-教室 編著
新版 経済のしくみ100話 岸本 重陳
新版 元素の小事典 高木 仁三郎
現代社会100面相 第3版 鎌田 慧
新版 原発を考える50話 西尾 漠
憲法読本 第3版 杉原 泰雄
恋の歌,恋の物語 林 望
高校生活100のアドバイス 東海林 明
高校生になったら 田代 三良
酵素のちから 左右田 健次
カラー版 神戸 島田 誠,森栗 茂一
国際感覚ってなんだろう 渡部 淳
国際関係がわかる本 原 康
新版 国際機関ってどんなところ 原 康
国際協力と平和を考える50話 森 英樹
国際協力の現場から 山本 一巳,山形 辰史 編
故事成句でたどる楽しい中国史 井波 律子
古代エジプト入門 内田 杉彦
古典がもっと好きになる 田中 貴子
ことばの力 川崎 洋
ハンドブック 子どもの権利条約 中野 光,小笠 毅 編著
この本,おもしろいよ! 岩波書店編集部 編
古文の読みかた 藤井 貞和
新版 ごみから地球を考える 八太 昭道
コミュニケーションの日本語 森山 卓郎
米をつくる 米でつくる 西沢 江美子
コルチャック先生 近藤 康子
これからの防災・減災がわかる本 河田 惠昭
「殺すな」と「共生」 小田 実
財政のしくみがわかる本 神野 直彦
細胞のはたらきがわかる本 伊藤 明夫
砂糖の世界史 川北 稔
カラー版 里山を歩こう 今森 光彦
カラー版 里山を歩こう Part2 今森 光彦
砂漠化ってなんだろう 根本 正之
三国志事典 立間 祥介,丹羽 隼兵
四季のことば100話 米川 千嘉子
思春期ってなんだろう 金子 由美子
地震と火山の島国 島村 英紀
地震・プレート・陸と海 深尾 良夫
自然をつかむ7話 木村 龍治
実験大好き! 化学はおもしろい 盛口 襄
詩のこころを読む 茨木 のり子
シベリア抑留とは何だったのか 畑谷 史代
地元学をはじめよう 吉本 哲郎
社会とどうかかわるか 山脇 直司
「従軍慰安婦」にされた少女たち 石川 逸子
15歳のナガサキ原爆 渡辺 浩
10代のうちに考えておくこと 香山 リカ
10代の真ん中で 村瀬 学
重力の達人 田中 輝彦
16歳 親と子のあいだには 平田 オリザ 編著
新版 主権者はきみだ 森 英樹
ジュニアダイエット 渡辺 満利子
手話の世界を訪ねよう 亀井 伸孝
将棋とチェスの話 松田 道弘
小説の読みかた 猪野 謙二 編
情報って何だろう 春木 良且
縄文のくらしを掘る 阿部 芳郎
小論文トレーニング 貝田 桃子
小論文に強くなる 轡田 隆史
職人を生きる 鮫島 敦
植物は何を見ているか 古谷 雅樹
食糧問題ときみたち 吉田 武彦
新版 女性の権利 赤松 良子 監修,国際女性の地位協会 編
書を楽しもう 魚住 和晃
新 エイズの基礎知識 山本 直樹,山本 美智子
進化とはなんだろうか 長谷川 眞理子
人権読本 鎌田 慧 編著
カラー版 信州 自然と学びのガイド 増村 征夫
新植物をつくりだす 岡田 吉美
身体感覚をひらく 松尾 哲矢,羽鳥 操
新版 1945年8月6日 伊東 壮
新聞の読みかた 岸本 重陳
心理学ってどんなもの 海保 博之
人類が生まれるための12の偶然 眞 淳平,松井 孝典 監修
人類VS感染症 岡田 晴恵
数学,一歩先へ 大橋 義房
数学がおもしろくなる12話 片山 孝次
数学で遊ぼう 芳沢 光雄
数学とっておきの12話 片山 孝次
事典シリーズ 数学の小事典 片山 孝次,大槻 真,神長 幾子
スケッチ 全国町並み見学 片寄 俊秀 文・絵
ストリートチルドレン 工藤 律子
すばる望遠鏡 家 正則
生活環境主義でいこう! 嘉田 由紀子 語り,古谷 桂信 構成
新版 星座12カ月 冨田 弘一郎
政治参加で未来をまもろう 首藤 信彦
政治のしくみがわかる本 山口 二郎
青春とはなにか 真継 伸彦
青春ロボコン 古厩 智之
聖書物語 山形 孝夫
西洋哲学の10冊 左近司 祥子 編著
世界遺産・知床がわかる本 中川 元
カラー版 世界遺産の建築を見よう 古市 徹雄
世界がステージ! 岩波書店編集部 編
データブック 世界各国地理 第3版 竹内 啓一
世界の遺児100人の夢 あしなが育英会 編著
世界の気象 総めぐり 土屋 愛寿
世界の宗教 村上 重良
世界はいまどう動いているか 毎日新聞外信部 編著
1941年12月8日 江口 圭一
カラー版 千石先生の動物ウォッチング 千石 正一
戦国の世 今谷 明
戦争遺跡から学ぶ 戦争遺跡保存全国ネットワーク 編
戦争と沖縄 池宮城 秀意
戦争のなかの青年 大島 孝一
戦争を止めたい 豊田 直巳
訪ねてみよう 戦争を学ぶミュージアム/メモリアル [記憶と表現]研究会
創作力トレーニング 原 和久
ゾウの歩んできた道 小原 秀雄
ソウルで学ぼう 水野 俊平
大学活用法 岩波書店編集部 編
大学生になるきみへ 中山 茂
大学でなにを学ぶか 隅谷 三喜男
カラー版 大地と人を撮る 高野 潤
大地の躍動を見る 山下 輝夫 編著
大日本帝国の時代 由井 正臣
ダンスでコミュニケーション! 香瑠鼓
短編小説を読もう 阿刀田 高
地球がわかる50話 島村 英紀
地球持続学のすすめ 武内 和彦
地球人として生きる 岩崎 駿介 編著
事典シリーズ 地球と宇宙の小事典 家 正則,木村 龍治,杉村 新,三輪 主彦
地球は火山がつくった 鎌田 浩毅
地球をこわさない生き方の本 槌田 劭 編著
地図を楽しもう 山岡 光治
父の仕事を継ぐ 自分の味をつくる 陳 建一
中学生時代 林 友三郎
中学生の満州敗戦日記 今井 和也
中高生のための憲法教室 伊藤 真
中国のいまがわかる本 上村 幸治
通訳者のしごと 近藤 正臣
釣りに行こう 藤井 克彦
DNAがわかる本 中内 光昭
カラー版 デジカメ自然観察のすすめ 海野 和男
デジタルの仕事がしたい 杉山 知之 編
手塚治虫がねがったこと 斎藤 次郎
哲学ってなんだ 竹田 青嗣
哲学のことば 左近司 祥子
カラー版 天文学入門 嶺重 慎,有本 淳一 編著
天文台へ行こう 古在 由秀
ことばあそび 同音漢字問題集 岡田 寿彦
東京が燃えた日 早乙女 勝元
道具にヒミツあり 小関 智弘
動物とふれあう仕事がしたい 花園 誠 編著
東北歴史紀行 高橋 富雄
読書を楽しもう 岩波書店編集部 編
図書館で出会える100冊 田中 共子
図書館へ行こう 田中 共子
ドストエフスキーのおもしろさ 中村 健之介
新版 ナガサキ 1945年 8月9日 長崎総合科学大学 平和文化研究所 編
カラー版 長崎 南蛮文化のまちを歩こう 原田 博二
なぜ国語を学ぶのか 村上 慎一
なぜ数学を学ぶのか 竹内 英人
なぜ私はこの仕事を選んだのか 岩波書店編集部 編
悩みとつきあおう 串崎 真志
奈良・京都の古寺めぐり 水野 敬三郎
新版 20世紀理科年表 山口 幸夫
21世紀を生きる君たちへ 小山内 美江子
20世紀を一緒に歩いてみないか 村上 義雄
日系人の歴史を知ろう 高橋 幸春
日本科学の先駆者 高峰譲吉 山嶋 哲盛
日本恐竜探検隊 真鍋 真,小林 快次 編著
日本古典のすすめ 岩波書店編集部 編
日本語のレトリック 瀬戸 賢一
日本社会の誕生 吉村 武彦
日本神話入門 阪下 圭八
日本の基本問題を考えてみよう 中馬 清福
日本の現代 鹿野 政直
日本の農業を考える 大野 和興
日本の文化 村井 康彦
日本の歴史 〔全9冊〕  
ニュースの言葉 毎日中学生新聞編集部 編著
ネアンデルタール人類のなぞ 奈良 貴史
粘土でにゃにゅにょ 田中 敬三
農業という仕事 大江 正章
脳のはたらきがわかる本 小長谷 正明
バイオマスは地球環境を救えるか 木谷 収
爆心地ヒロシマに入る 林 重男
博物館へ行こう 木下 史青
はじめての和楽器 石川 憲弘 編著
働くって何だ 30のアドバイス 森 清
話してみよう 旅行の英語 大津 幸一
ハンセン病を生きて 伊波 敏男
ピーター流生き方のすすめ ピーター・フランクル
ピーター流外国語習得術 ピーター・フランクル
ピーター流らくらく学習術 ピーター・フランクル
樋口一葉 関 礼子
ビデオ・レッスン 渡辺 浩
ヒマラヤで考えたこと 小野 有五
ひめゆりの沖縄戦 伊波 園子
表現する仕事がしたい! 岩波書店編集部 編
ピラミッドの謎 吉村 作治
新版 広島長崎修学旅行案内 松元 寛
ファンタジーが生まれるとき 角野 栄子
部活魂! 岩波書店編集部 編
カラー版 福岡 アジアに開かれた交易のまちガイド 武野 要子 編
福祉ってなんだ 古川 孝順
武士の時代 五味 文彦
仏教入門 松尾 剛次
ブッダ物語 中村 元,田辺 和子
フランス革命 遅塚 忠躬
フリーという生き方 岸川 真
文学でめぐる京都 高野 澄
分子のはたらきがわかる10話 齋藤 勝裕
平安時代 保立 道久
平家物語を読む 永積 安明
平和ってなんだろう 足立 力也
勉強法が変わる本 市川 伸一
冒険にでよう 椎名 誠
方言は気持ちを伝える 真田 信治
ロースクール生と学ぶ 法ってどんなもの? 大村 敦志 監修,東大大村ゼミ
父と娘の 法入門 大村 敦志
ぼくたちのアニメ史 辻 真先
ぼくたちの今 岩波書店編集部 編
ぼくたちは生きているのだ 小林 茂
ぼくの瀬戸内海案内 大林 宣彦
ぼくはアメリカを学んだ 鎌田 遵
ぼくは写真家になる! 太田 順一
ボランティアの考え方 秦 辰也
本 起源と役割をさぐる 犬養 道子
カラー版 本ができるまで 岩波書店編集部 編
まず歩きだそう 米沢 富美子
マンガ世界の歩き方 山辺 健史
万葉集入門 鈴木 日出男
ミクロにひそむ不思議 牛木 辰男,甲賀 大輔
ミジンコはすごい! 花里 孝幸
道は自分で切りひらく 大リーガーたちのチャレンジ 広岡 勲
南方熊楠 飯倉 照平
みんな地球に生きるひと アグネス・チャン
みんな地球に生きるひと Part3 アグネス・チャン
みんな地球に生きるひと Part2 アグネス・チャン
みんなでつくるバリアフリー 光野 有次
明治維新 田中 彰
めざせ,世界のフィールドを 小沼 廣幸
メソポタミア文明入門 中田 一郎
目を閉じて心開いて 三宮 麻由子
もっと知ろうアジア 陸 培春
もっと知ろう朝鮮 尹 健次
ものづくりに生きる 小関 智弘
ものの始まり50話 近藤 二郎
カラー版 屋久島 青山 潤三
役に立つ植物の話 石井 龍一
野生動物と共存できるか 高槻 成紀
山里の四季をうたう 井出 孫六,石埜 正一郎 編
山の自然教室 小泉 武栄
豊かさのゆくえ 佐和 隆光
夢を跳ぶ 佐藤 真海
ヨーロッパ思想入門 岩田 靖夫
カラー版 横浜 交流と発展のまちガイド 南 学 編著
四字熟語集 奥平 卓,和田 武司
よみがえる緑のシルクロード 佐藤 洋一郎
理科がおもしろくなる12話 山口 幸夫
理科をアートしよう 高木 隆司
量子力学とはなんだろう 長岡 洋介
料理の仕事がしたい 辻 芳樹 編
ルールはなぜあるのだろう 大村 敦志
ルネサンス 澤井 繁男
歴史を動かした発明 平田 寛 編著
レッツ英会話 土屋 宏之
レンズの向こうに自分が見える 野村 訓 編著
ローマ帝国 青柳 正規
労働法はぼくらの味方! 笹山 尚人
論理的に考えること 山下 正男
若いぼくらにできること 今井 雅之
若いやつは失礼 小林 道雄
新版 わたしたちと裁判 後藤 昭
わたしたちと世界 武田 清子
わたしの先生 岩波書店編集部 編
私の戦争 黒木 和雄
私は「蟻の兵隊」だった 奥村 和一,酒井 誠

 

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by rickie | Posted in その他(高校生向け), 学問を知る, 文献リスト | No Comments »

英文法 基礎の基礎 - 1

2月
2009
20
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英文を正確に読むために必要な,あるいは「英文法」の授業や参考書があたりまえの前提としている最低限必要な文法とはどのようなものでしょうか。

ふつう,文法の参考書や解説書は個々の品詞を順番に取り上げて,英文法全体を組み立てていくという方式をとっています。文法の個々の項目を詳しく調べていくにはこの方式が適しているのは間違いありません。しかし,この方式だと全体像が得られるまで順に文法書の叙述をたどらなければならず,習得までにかなりの忍耐と時間が必要になります。

ここでは,まず英文法をまず上から眺めて,その全体像をとらえておくことから始めます。細かいことは後回しにして,まず英語のしくみがこうなっているということを理解してください。もちろん,細かいことははしょってしまいますから,これが文法のすべてだというわけではありません。また,上から全体を眺めるためには,ある程度の文法知識があらかじめないとできませんが,必要な前提知識についても詳述はせず直観的な説明にとどめておくことにします。

文法の基礎とは何でしょう。わたしは次のようなことではないかと思っています。

  • 文には構造があることを理解する。意味を生み出しているのは1語1語の単語(の意味)ではなく,単語が並ぶしくみ=構造 であることを理解する
  • つまり辞書に載っている「単語の意味」をテキトーに並べていけば文の訳ができあがり,という考え方は捨てなければならない
  • 単語は「文の中でどのようなはたらきをするか」によって分類される。それが品詞であり,品詞を理解することは文のしくみを理解する第一歩となる
  • 単語が組み合わさって,句や節を作る。これが文の部品となる。部品の種類は4種類(動詞・名詞・形容詞・副詞)しかない。

ざっと,こんなところでしょうか。

文法についてご存知の方はおわかりのことですが,筆者の創意によるものでもありません。いろんな書籍に書かれている,多くの先生方が説明されている,ごく常識的なことですが,最近の高校生にはこの常識が共有されていない印象があります。やけにこまかいことを知っているのに,こうした基礎的な部分が抜け落ちている生徒を数多く見かけます。たったこれだけのツールを手にするだけでも,英文の読み方はずいぶん違ってきます。英文理解のための必要最小限英文法だと考えてください。

さて,

英文に限らず,ことばは

  • 単語が集まって → 句
  • 句が集まって→ 節
  • 節が集まって → 文
  • 文が集まって → 段落
  • 段落が集まって → 文章全体

という具合にふくらんでいきます。句や節って何?というはなしは後でします。このうちふつう文法で取り上げられるのは最初の3つで,最後の2つは読解上のポイントになります。ここでは,文 → 句・節 → 単語 を取り上げていきます。

 

文とは

文とは,こまかく定義するのはめんどうだし不必要なので,とりあえず形の上ではピリオド(クエスチョンマーク(?)やイクスクラメーションマーク(!))までのひとまとまりの流れを言うと理解しておいてください。現実には,"Fire!" 「火事だ」とか,"No."だって,りっぱな文なのですが,ここでは主語と述語を含む「行儀正しい」文を中心に考えていきます。

☆ 文は主部と述部でできている

文 = 主部述部 (主語を太字で,述部をアンダーラインで表示します)

  • He has read a lot of books about economics. (彼は経済学についての本をたくさん読んでいる。)
  • The girl reading a book over there is one of my classmates. (あそこで本を読んでいる女の子はわたしの同級生のひとりだ。)

主語や述語が何なのかを定義するのはむずかしいのですが,ここでは直感的に理解しておけば十分でしょう。「〇〇が~する」「〇〇は~だ」の「〇〇が」の部分が主語で,「~だ」の部分が述語です。(主語と言ったり,主部と言ったりしていますが,ここではこだわりませんので,おんなじと考えてかまいません)

  • 主部は名詞のなかま ( + その前や後ろの修飾語)
  • 述部は動詞+X

から成り立っています。ここでちょっとだいじなことは,X の部分に何を入れられるかはその動詞によって決まっているということです。述語部分に出てくる動詞を述語動詞といいます(まんまですが)。

もっとも,述語ということばはそれほど便利な用語ではないので,そんなに使われませんが,説明の都合上知っておいてほしい言葉です。

リーディングやリスニングの際の心理としては,「最初はきっと主語だろうな」と予想しながら読み(聞き)(そうじゃない場合もある),次に「どこから述部が始まるのか,どんな動詞が来るのか」を待ち構え,動詞が決まったら,「この動詞なら次に来るのはあれかな」(OかCかto Vか,など)というような気持ちで英語を処理していくわけです。リスニングの場合はそれをほんの数秒のうちにやらなければなりませんが,慣れればできるのですね,これが。

 

単語と品詞

ひとつひとつの単語は,文の中でどのような働きをするかによって,これは名詞とか,あれは副詞とかいうように,何か一つの品詞に分類されます。この品詞を理解することが,英語のしくみを理解する上でいちばん基礎になる知識になるでしょう。品詞の名前を覚えることが重要なのではなく,品詞の働きを理解することが重要なんです。でも品詞の名前だってそんなに複雑なわけではありませんから,覚えてしまってください。

名詞とは何かというような,あまり抽象的な定義ではかえってわかりにくいので,例をとおして大ざっぱにわかれば十分です。

品詞 今も増えてるか?
名詞 book, water, peace, family, people, John, Tokyo, … 増える
代名詞 he, his, him, this, … (かなり少数) 増えない
動詞 run, know, see, eat, stand, keep, … 増える
助動詞 will, can, could, … (かなり少数) 増えない
冠詞 a, an, the (これしかありません) 増えない
形容詞 beautiful, cold, strong, good, … 増える
副詞 beautifully, already, quite, … 増える
前置詞 in, on, at, during, … (かなり少数) 増えない
接続詞 if, because, while, … (かなり少数) 増えない
疑問詞 who, what, when, where, why, which, how (これプラスあとちょっと) 増えない
間投詞(感嘆詞) Oh, yes, ouch, … 増えない
数詞 one, two, first, second, … (かなり少数のものの組み合わせ) 増えない

形容詞と副詞の区別とかはっきりしないものもあるかもしれませんが,あとまわし。最後の2つは忘れても問題ありません。「疑問詞」などはほかの品詞にぶち込むこともできるのですが,独立させておくことにします。それ以外に,不定詞,分詞,動名詞,関係詞などを入れることもできますが,ちょっと話が込み入りますので,別に譲ります。上にあるとおり,代名詞,助動詞,冠詞,前置詞,接続詞などは数が限られている上に,今後そう簡単に増えたりはしません。逆に名詞,動詞,形容詞・副詞は数が多く,特に名詞を中心に新しい言葉が常に生まれています。

繰り返しますが,品詞を考える時にだいじなことは,文の中でどのような働きをするかによって品詞が決まるということです。これは文の主語なので名詞のはずだ...というぐあいです。逆に同じ単語なのに文中での働きが違い,そのため品詞が違うということもあります。そこが日本語文法の品詞と異なっているところでもあります。これは後でもう一回とりあげます。ちょっと先取りしていっておくと,名詞とか動詞とかは直感的にわかるでしょうし,表中に(少数)とあるものは,もともと少ないのでむずかしくありません。ということは,残った形容詞と副詞の区別ができればオーケー,ってわけです。

もうひとつ,英単語はその語尾を見ると品詞がわかるものがあります。-ful で終わる単語は形容詞(beautiful, wonderful)とか,-ify で終わる単語は動詞(identify, simplify)とかです。これらはいっぺんに覚える必要はありませんが,少しずつ慣れていくと品詞の判別が楽になります。

 

【 問題 1 】

次の文の中で下線部(1) ~ (5) の品詞は何だと思いますか。それぞれ次のうちから選びなさい。同じものを二回以上使ってもかまいません。辞書を引かないで考えて,というか辞書には出ていません(下線のない the と a と very の3つの単語だけが本物。それ以外は存在しないデタラメな単語ですから)。

The (1)dowful(2)ziquengs(3)hixotized a (4)melotion very (5)necredly.

a. 名詞 b. 動詞 c. 形容詞 d. 副詞

 

↓ ここをクリックすると答がでます。

【 答 】

 

【 問題 2 】

次の文の中で下線部(1) ~ (5) の品詞は何だと思いますか。それぞれ次のうちから選びなさい。同じものを二回以上使ってもかまいません。辞書を引かないで考えてください。単語・文の意味がわからなくてかまいません。こんどは存在する単語,ほんものの英語です。

(1) He put on blue jeans.

(2) They vacationed abroad.

(3) This project is a go.

(4) Thunderbirds are go!

(5) This book is a must for all students.

 

【 答 】

 

要するに,品詞を決定するには,

  1. 接尾辞(-ful とか-ify)などの特徴から考える
  2. 活用(-ed とか)やマーク(a や the とか)から考える
  3. 文中での働きから考える

という作業が必要です。

 

 

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by rickie | Posted in 未分類 | No Comments »

2009年センター試験(英語)の分析・略解

1月
2009
18
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2009年1月17日に行われた大学入試センター試験・英語の解説です。

第1問

A 発音問題 ・・・・ 形式,レベルとも標準的。ただし,問1はカタカナで書くとみな「オー」になるのでむずかしく見えるかも。実は正解の(2)以外はすべてその「オー」にアクセントがあるが,(2)のcómofrt [kʌmfəːt]なのでアクセントがない。発音とアクセントは関連しているのだ。アクセントと発音を別々に覚えてはいけない。

B アクセント問題 ・・・・ これもふつう。設問は「与えられた語と第一アクセント(第一強勢)の位置が同じ語を,・・・選べ。」となっているが,この「第一アクセント」というのはその後の中でいちばん強く読まれる部分のことを言い,ふつうの「アクセント」と同じである(辞書では第一アクセントは[é],第二アクセントは[è]のように表記される)。第二アクセントが大学入試で出題されることはない。

また「同じ位置」というのは「語頭から数えて何番目の音節か」を問題にしていて,ふつうは cal-len-dar のように音節ごとに切って出題されることが多い。この形式での出題は2001年以来なのだが,言葉にとまどってしまったかもしれない。

C 文強勢 ・・・・ これはやさしい。

D 文強勢 ・・・・ この形式は初登場。強く読まれる部分に「●」がつけられ,そのパターンを選ぶ問題。でも,ホントはむずかしくも新しくもない。文強勢の注意点は,

  1. 新情報は強く,旧情報は弱い
  2. 対比されている部分,質問の答の部分,いちばん言いたい部分は強い
  3. 上の1, 2 に該当しなければ,代名詞,助動詞(beを含む),冠詞,接続詞,前置詞(文末に来るものを除く)などは弱い

この問題は,代名詞の It と 接続詞の that には「●」が付かないはずなので自動的に答は1つになる。

 

第2問

A 文法・語法四択問題。全体的には大きな変化はないが,少し選択肢にひねりがあるかな,という感じ。問2の remember Ving 「Vしたのを覚えている」(vs. remember to V 「忘れずにVする」),問3 の in the direction of ~ 「~の方向へ」,問9 fare 「交通料金」などは頻出。

【ピックアップ】

問1 "Did you know that Albert Einstein, the famous physicist, [   8   ] meat?"     正解は(4) stopped eating

現在完了は現在まで続いてきた行為・状態を表すので,すでに死んでいるアインシュタインには使えない。

問4 公式としては spend + 時間 + Ving 「Vするのに~を費やす」。ここでは「時間」がhow long として前に出ている。discussは他動詞で後に前置詞はつかない。discuss ~≒ talk about ~ ここはaboutがないので(1) discussing が正解。

問5 an egg や eggs は,一個一個の卵,(3)の some egg だけが物質名詞としての卵,つまり「しみ」としてネクタイに付いているようなたまご,である。

問6 closeは 1) 一時的な休業,閉店 にも, 2) 廃業 にも使えるが,close down は 2)のみ。ここはその意味での(1)が正解。 in the last month ならともかく, in last month ではおかしい。

問7 Traffic is heavy. は頻出だが,その反対の Traffic is light. は苦戦したかも。

問10 run in the family 「(ある性質が)血統の流れとして受け継いでいる,親譲りである」

 

B 会話文問題。問2,問3はやや難しめの会話表現。

問1 「割り勘にしよう」という内容のものを探す

問2 I’ll tell you what. 「いいこと教えてあげる」「聞いてください」

問3 I couldn’t agree more. 「大賛成です」 (直訳すると,「これ以上賛成することはできないくらいです」。couldは仮定法)

 

C 整序英作文問題。去年よりはややむずかしい。

問1 Everything you eat will have some effect on your body in the future.

関係詞の省略を見破れるかどうか。

問2 Can I book a table for three for 7:00 next Sunday?

book 「予約する」

問3 I could have joined the party had I answered the phone yesterday.

仮定法過去完了。 had I answered = if I had answered。 party のあとにカンマがあればやりやすかったんだけど。

 

第3問

少し前には,センター最難であった第3問だが,ずいぶんとやりやすくなった。Cに多少引っかかりやすい選択肢がある程度。

A まあ大丈夫でしょう。大丈夫であってほしい。

B かなりやさしめ。

C 33 は(1)と(2)で迷うかも。解答の根拠は直後にある making sure the farmers could keep as much of the profit as possible. ここで,profit 「利益」と言っているので,単なる寄付(2)ではなく,商売した上でのもうけが増えることを示している。

 

第4問

A 問2に注意。設問は, The information in the text and the graph suggest that [   36   ]. となっているが,この suggest 「示唆する」「ほのめかす」がちょっとポイント。

設問に,この suggest や imply 「暗に意味する」や can be inferred 「推論できる」などがある場合,「本文に直接書かれていないが,本文から推測・類推可能なものを選べ」ということを示している。本文には「2004年から」ということばはないが,グラフから読み取れる。

B 去年よりやさしい。常識でわかるところもあり,あまり間違わないと思う。

 

第5問

A バトン(baton)が右手か左手か,服のボタンは中央か両脇か,手足が伸びているか,帽子のストライプや羽毛などに注意する。

 

B わかりにくい文だが,最後の However, a bridge of this type encloses the space above the roadway… 「しかしながらこの種の橋は道路の上のスペースを囲んでいる」だけでも,(2)に絞られる。

 

C (1)は,under a table, (2)は taking them to the truck,(4) は Mrs. Johnson was broken-hearted 「落ち込んでいる」に注目すると間違いだとわかる。

 

第6問

それほどむずかしい英文ではないが....。monolingual dictionary が「英英辞典」, bilingual dictionary が「英和辞典(など)」であることが早めにわかる必要がある。equivalent 「それに相当するもの」(ここでは,英単語の意味に相当する日本語)を知っているか,推測がつけば読めるだろう。

内容は,

(1) 大学入学の時に叔母から英英辞典を,その時は英英辞典のありがたみがわからなかった。

(2) 10歳で英語を始めた時は,自分で単語帳(英単語と和訳を書いたもの)を作った。

(3) 高校に入ると,いろいろな情報の詰まった英和辞典を使うようになった。

(4) プロの人は専門用語満載の専門英和辞典を使っている。

(5) 英英辞典の何がいいのか?叔母は英単語に相当する日本語(equivalent)では,英単語のほんとうの意味はわからない,という。どのように定義されているかが重要。

(6) 英英辞典の長所の第2は,passive vocabulary (読めるが使えない)単語を,active vocabulary (会話や作文に自分で使える)語彙に変えていけることだ。

(7) 慣れてくると,「類語辞典」のたぐいも使えるようになる

(8) 「英和」「英英」にはそれぞれ長所があるが,もっと「英英」も利用するよう勧めたい

 

問2 上の(2)(4)と比べた(3)の辞書の特徴

問4 上の(6)の内容。本文からpassive と active ということばが言いたいことを読み取りたい。

問6 (2)~(4)がさまざまな辞書について述べている部分で,これがひとかたまりをなす。

問7 (3)「『英和』の衰退」,(4)「『英英』の後で『英和』でチェック」はどこにも書かれていない。(2)は「英語を勉強し始めたらすぐに」が違う。

 

 

2008年版はここ

 

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センター入試直前のおせっかい的アドバイス(2)

1月
2009
14
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昨日の アドバイス(1) のつづき。

 

交通ルートの確認

特に地方から上京する人などが注意ですが,たとえば東京の都心部の地下鉄の乗り換えなどは,都民であっても複雑で迷ってしまうこともあります。予行演習が必要かもしれません。逆に,八王子のような大学密集地域では人の流れについていけばたどり着けることもありますが,たまたま同じ日程で別の大学でも入試があると,ついていくととんでもないはめになることも。

 

準備しておくもの

  • 受験票 — あたりまえ
  • 指定されている筆記用具類
  • 腕時計 — 携帯は使えません
  • チョコレート — 脳の栄養
  • くすり — 「ストッパ下痢止め」あたり
  • 衣類 — 手袋,脱ぎやすいセーターなど,カイロのたぐい
  • 大学の連絡先を携帯に登録しておく — 試験当日雪が降ったり,交通が止まったりすると試験時間がずれる可能性が高いので
  • その他,大学のホームページで確認しておいてください

 

当日は早めに

僕がこれまででいちばん緊張したテストは,意外なことに運転免許の卒検の実技テストかもしれません。ホントはぜんぜん緊張していなかったのですが,5人くらいまとめてテストされるうちの最後の順番になってしまい,ただ待つだけの時間が延々と続いて緊張したようです。

何もすることがないとかえって緊張しやすいから,時間に余裕を持たせすぎない方がいいという考え方もあり得るのですが,しかし,入試の試験場では単語集だのテキストだのを見ることができます。直前に見た熟語が出題されたなんてことはよくあることです。試験場には早めに入って,せっせと勉強しているのを勧めます。

センターはちょっと違うかもしれませんが,試験場ではこれ見よがしに参考書(むずかしいことで有名な参考書)を,しかも手垢で汚れきったやつをぱらぱらめくっている人なんかもいます。もちろんハッタリです。気にしてはいけません。なんなら,あなたも単語集を真っ黒に汚してから試験会場に向かうってのもいいかも。

 

プレッシャー

以前のテレビ番組で,「プレッシャーを克服する方法は?」と問われたマリナーズのイチローは,いろいろやってみたけど,そんな方法はない,と答えていました。

スポーツ選手は「プレッシャーを楽しんで」などとも言いますが,そう簡単に楽しめるわけもありません。でも,プレッシャーや緊張を押さえ込もうとすると,逆に緊張感は高まるものです。思い切ってプレッシャーに身を任せつつ,目の前にあるやるべきことを一つずつこなしていく,それくらいしかテはないでしょう。大学受験で人生が決まってしまうわけではありません。大学受験で決まってしまうような人生にするべきではありません。

 

最後の最後まで

あきらめない。

試験終了の5, 6分前に突然ひらめいた,という経験が僕には2回ほどあります。ひらめくかどうかは,問題に集中しているかどうか,集中しつつ「別の考え方はできないか?」と頭を切り換えることができるかどうかにかかっているような気がします。

あとは開き直りと自分を信じることしかないでしょう。

 

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センター入試直前のおせっかい的アドバイス(1)

1月
2009
13
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今週末のセンター試験(2009)は,関東地方では雪の心配もなさそうで,気温もそこそこ上がりそうなようすです。

直前から当日にかけて,何をどうすべきか少し考えてみます。

センター英語の直前対策については,こっちのページgoupに書きましたので,ここではもっと生活面よりのはなしです。

 

夜型を朝型にする?

「日常生活を朝型に変える」というのは,受験生の周囲の親・教師からメディアに至るまでみんな言っていることで,間違ってはいないと思いますが,それほど大げさな努力が必要だとも思いません。自分の経験から言えば,朝から100%の力を発揮できるようにするためには,試験前の2, 3日だけ試験当日と同じスケジュールで早寝早起きするというぐあいに切り替えれば,十分対応できるでしょう。別に「型」というほどのことでもありません。

 

かぜを引かない

あたりまえですね。人が密集している場所を避けるとか,マスクをするとか,うがい・手洗いをめんどくさがらずにこの期間だけでもやるとかです。

かぜを引くたびに僕が行く医者は毎回,「かぜのウィルスは嫌気性なので,部屋の湿度を上げなさい」と言っています。というわけで,先日加湿器を購入したのですが,なんだかよさげです。かなり安いものもあるので(ぼくのも4000円くらい),オススメしておきます。以前に買った2000円くらいのやつは2ヶ月でこわれましたが。

 

あきらめない

直前(1週間前くらい)になると,勉強をペースダウンすべきという意見もありますが,どうでしょうか。

英語で言えば,暗記物に重点を置くことになりますが,といって長文をやるべきではないということではないと思います。新しい長文問題をやるより,復習に重点を置くべきでしょう。一度読んだ長文を,問題は解かなくていいから,片っ端から音読していく(もちろん意味も考えながらゆっくり)ことで,英語を読む感覚をつかむ(維持する)ことはたいせつです。

単語・熟語は,覚えるコツをつかんだ人なら一晩で200や300覚えることは可能です。僕は大学の時のドイツ語の試験で500語くらい一晩で覚えました。ただし,これだと記憶は1日しかもちません。テスト対策としてはそれでもいいのですが。

 

あまりこまかい時間配分をしない

別の箇所にも書きましたが,「大問1で5分,2の1で10分」とかのこまかい時間配分計画は,かえって足を引っ張る可能性があります。ちょっとした傾向の変化に対応できなくなるからです。さらに,こまかい計画をたててしまうと,少し破綻しただけであせってしまう,という危険性もあります。いちばんいいのは,過去問で時間感覚を体感しておくこと。ちょっと遅れ気味だな,とかいうのを時計ではなく感覚で判断できるようにしておくことです。

ただし,これはあくまでも理想論なので,文法系で××分,最後の長文に××分残しておく,くらいの配分はしておいた方がいいかもしれません。

 

どういう順番でやるか(文法から?長文から?)

これに悩む人も結構多いのですが,まあ平均点をコンスタントに越えられる人なら,1番から順にやっていけばかまいませんし,自分の好みでどこからはじめてもOKです。途中から始めると,×番の問題を飛ばしていたことを忘れて時間配分に失敗するという副作用がないわけではありませんから,そこは注意です。

順番よりだいじなのは,お手上げの問題にどこで見切りをつけるかのタイミングです。捨てるべき問題は勇気を持って捨てる必要があります。ただし,捨てるべき時も「答はこれかこれのどっちかじゃないかな?」くらいに絞り込んでおき,問題用紙には?マークか何かをつけ,マークシートにはあとで時間がなくなった場合のために,とりあえず答をマークしておく方が安全です。

英語が苦手な人は,順番を工夫してもいいでしょう。基本は「得意な分野からやる」ということです。

「得意な分野なんかない」って人はどうするか。そりゃ順番にやるしかないでしょ。

 

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ノートは美しいか? (ノートのはなし 2)

12月
2008
3
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「東大合格生のノートはかならず美しい」(太田あや著 文藝春秋)という本がある。売れに売れている,というはなしだ。近所の本屋ではレジ前に平積みである。

それにしても,なタイトルではある。まあ,タイトルをつけるのは著者ではなく編集者だろうから,そして昨今は(昔から?)タイトルと企画力と営業力で売り上げは決まってしまうだろうから,文句を言うのも大人げない気はするが,中身も東大,東大とけっこううるさい。タイトルが「東大生の」ではなく「東大合格生の」になっているのは,東大に合格しながら他の大学に行った人を含めているのかな,と思ったが出てくるのは東大生ばかりで,「合格」をつけているのはこの本のターゲットが受験生であることを示しているにすぎないらしい。「『これは使える!』と学生のみならず大人からも大反響!」というのがうしろの帯に踊る文句だが,この程度のことに大人が大反響してはいけません。でもきっと買っている人の大半は大人なのだろうな。

結論から言えば,悪い本ではない。

「ああしろ,こうすべき」という教師目線ではなく,学生(「東大合格生」)の声とノートの写真を中心に構成している。高校生なら,ノートの写真を眺めるだけでも参考にはなる。おまけに,そのノートたちがたいして美しくないところがよい。

筆者は「東大合格生」のノート収集から「7つの法則」を引き出している。いわく,

  1. とにかく文頭は揃える
  2. 写す必要がなければコピー
  3. 大胆に余白をとる
  4. インデックスを活用
  5. ノートは区切りが肝心
  6. オリジナルのフォーマットを持つ
  7. 当然,丁寧に書いている

うーむ。ま,よろしいんじゃないでしょうか。あたりまえのこと,と言ってもいいのだが,確かに当たり前のことしか書きようがない。

1.は文頭を揃えると言うより,インデントを意識する,の方がいいかな。

2.はそのとおり。英語の長文を書き写す必要はない。

3. や 5. は,案外,生徒に浸透していないことかもしれない。ぎゅうぎゅう詰めに書く生徒は多い。

4.は科目によっては必要ない。

7.はどうかな。ノートの丁寧さ,まして美しさは,成績と比例しない場合が多いような気がする。

6. が肝心なのだが,こればかりは試行錯誤するしかない。

自分の経験から言っても,高校生くらいの勉強というものは,じつはかなりの部分,事務的な手作業に時間を取られている。試行錯誤も含め,学習そのものより,学習スキルの体験学習という意味合いが大きい。勉強法を勉強することに時間が取られているし,それはしかたのないことだと思う。その体験学習を自力で積み上げることもだいじではあるが,教師や先輩や同級生から伝わる,「盗む」という形で昔からスキル教育は行われてきた。人のノートを借りて,「あっ,これ自分もやってみよう」とかである。

今の世の中は至る所で経験伝承のパイプが詰まっているようなので,そういう基礎的なスキルに無知(ならまだいいが,無関心)のまま大学生になってしまう人が多いのだろう。

もちろん,ノートは科目によってずいぶんと違うものになるはずだ。体系的な知識を伝授することに重点が置かれる理科,社会(地歴,公民)は,ノートも必然的に体系的になる。「美しい」と呼べるノートが出現するのもたいていこの分野だ。それにくらべ,演習が中心になる英語・数学はフォーマットが決めにくい。左のページに長文をコピーして貼り付け,右に教師の説明を書く,なんてのが一般的だが,長文の長さや難易度が変わるとバランスがとたんに崩れてしまう。この本に載っている英数のノートも,かなり乱れていたり,特に珍しくもないノートだったりするのだが,それは科目特性から考えて当然のことだと思う。予習に重点を置くか,復習の便宜を考えるかでも違ってくる。

ノートをきれいにすれば成績が上がるわけではない。ただ,ノートについて考えることは,勉強にどう向き合うかを考えることに等しいので,その態度の変化が成績に反映するのは当然のことだ。ノートはそれを考える手がかりとしては重要であることに間違いはない。

 

シリーズ [ノートのはなし] のもくじ

  1. 黒板としてのテレビ画面 (ノートのはなし 1)
  2. ノートは美しいか? (ノートのはなし 2)

 

 

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黒板としてのテレビ画面 (ノートのはなし 1)

11月
2008
21
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バラエティ番組で芸人の発言に字幕スーパーがつくようになったのはいつ頃からだろうか。

インテリからは軽蔑の対象でしかないお笑い番組だが,僕はけっこう好きな方の部類に入るだろう。その番組の出演者のやりとりの核心部分が,よく字幕としてスーパーインポーズされる。昔はそんなものはなかった。ただ耳で聞いて笑うだけだ。これが始まったのは,まったく個人的印象に過ぎないのだが,どうも1995年頃だったような気がする。

当時はオウム真理教事件の渦中で,テレビは朝から晩まで「オウム」で明け暮れていた。番組には教団関係者,元信者たちの内部暴露インタビューがあふれていていたが,当然その告発者たちの顔は映されず,音声は加工されている。聞きにくい音声だから,画面の下にはその発言がテロップとして文字で表示される。そんな番組を次から次へと見て,ふとチャンネルをバラエティに切り替えると,そこでも同じことを始めていることに気づいたのだ。「ここで笑ってください」と言わんばかりに,オチは色つきの文字で大書されていた。

あっ,テレビが予備校化している,その時最初に感じたのがこれだ。

予備校というところは(今は高校も予備校化してしまったので同じようなものだが),耳で聞けばわかることをわざわざ黒板の上に文字や図やチャートとして見せてあげる業者である。生徒からのアンケート(予備校講師の最大の関心事)には,「板書はわかりやすいか」という項目があるところもある。いかにわかりやすい板書をするかに教師生命を賭けいてるの,とでも言いたくなる教師もいる。これが重視されるようになったのも,さかのぼっても1980年代後半ぐらいからだろうか。

べつにテレビや予備校に限ったことではない。わかりやすいことが最大の価値であり,そのためには耳よりも目に対する訴求力に頼る,というのが近年の傾向といっていいだろう。ちまたの書店には「図解のしかた」「ビジュアル化」「見える化」(!)を殺し文句にした本があまたころがっている。情報の受信者が,耳で聞いたことを自分で再構築し,重要だと自分が感じたことをそこから抽出し,必要なら自分で図解するというよりも,発信者側が,あらかじめ枝葉を切り落としてエッセンスをわかりやすく提示することが重視される,そういう時代であるらしい。どうも「聞いて理解する」という能力は退化し始めているようだ。

 

年寄りは昔話ばかりする。まだ老人の一,二歩手前だと思っているが,昔話ついでである。

僕が通った中学校は私立中でカリキュラムが独自のものだったので,中学から漢文やら微積分やらをやらされた。中一の時の社会は「地理」を扱い,先生は「ジロリンタン」というあだ名の,ギョロッとにらみつける目のこわいおじいさん先生で,僕のクラスの担任でもあった。

授業は彼の古いノートを読み上げていくだけで,気が向いたら地名ぐらいは黒板に書いたが,それ以外は余談もなく,おそらく毎年同じ内容をなぞっていく退屈な授業だった。体制の転覆も,国名の変化もない,「冷戦」という奇妙に安定した時代だったのである。それでも,中一である。その退屈きわまりない授業を退屈と思わず(きっと思ったんだろうが,退屈の責任は退屈だと思う自分の方にある,と考えられていた),誰も文句も愚痴も言わず,ジロリンタンのことばをノートにただただ書き留めていった。中学からの勉強はそれまでとはまったく違う「学問」の入り口だという信仰がまだ生きていたように思う。いまでは消えてしまったが,授業で書き取ったノートを家でまとめ直す「ノート整理」などということばも健在であった。むろん成り行きでは入れてしまった有名私立の中学生としての矜恃もあっただろうが,当時は多かれ少なかれどんな授業でも同じようなものだったのだ。そして,一年間しわがれ声をノートに文字化していくことで,自分なりのノートの取り方が確立していったのではないか。

考えてみると,人の話を耳で聞き,それを自分で文字や記号に変換して行くという作業は,一昔前までは中学生くらいで身につけておかなければならないスキルだった。そんな教師ばかりだったのだから,自然に身につくスキルであった。今はそういう「常識」はなかなか通用しない。予備校はもちろんだが,高校も,さらには大学でも,教師たちは板書で,あるいはプリントやパワポで,あらかじめ視覚化され整理された情報を提示しなければならない。学業に関する労力遂行義務(の一部)が生徒から教師側に移行したわけだ。義務を履行しない教師は,履行する多くの教師に対して比較劣位に立ち,生徒から忌避され,市場から淘汰される。いまや誰でも知っていることだが,授業は商品となったのである。

さて,こうした変化によって何かが失われたのだろうか。仮に失われたとして,その喪失は哀惜にあたいするものなのだろうか。復活されるべきものなのだろうか。それがよくわからない。

ま,いずれにしても昔話はこのへんにしよう。

 

シリーズ [ノートのはなし] のもくじ

  1. 黒板としてのテレビ画面 (ノートのはなし 1)
  2. ノートは美しいか? (ノートのはなし 2)

 

 

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