コメントスパムについて

ブログを長くやっている人,詳しい人は先刻ご承知であろうが,わたしのようなブログ開設からさほど日数のたたない初心者は,コメントスパムというやつに出くわすとちょっとびっくりする。さいわい,WordPress には Akismet というスパムをブロックしてくれる機能がついているので,それに引っかかってくれれば何の問題もない。今回もうまく引っかかってくれたのだが,そもそもそれが本当にスパムなのかどうかは,最終的には自分の目で判定するしかない。間違ってスパムと判定されることだってあるのだ。今回やって来たのはこんな文面だ。

No freaking way. I’m absolutely disagreeing. Next time when you post something think about reaction of readers.

「このタコ野郎が。まったく賛成できない。こんど投稿する時には,読んでる人のことを考えろよな」

最初見たときには,なにか批判したいのかなとも思った。それならスパム判定を解除しようかとも思う。が,何が賛成できないのかが全く不明で,第一,このコメントが来た記事は,日本語中心の記事だし,それほど強い主張をしているわけでもなく,どうもやっぱりスパムっぽいなと考えるしかなかった。

ためしに,Google でこの文面を丸ごと検索してみると,同文のコメントが約29万出てきた。完璧なスパムである。どうも WordPress, Movable Type, Nucleus のようなブログソフトのサイトを狙っているようだ。ついでにあちこちのコメントをのぞいてみると,このような批判的コメントだけではなく,賞賛の言葉が並んでいるスパムもある。共通点は,本文のどの箇所がダメなのか,素晴らしいのかが書かれていないことだ。

でも何でこんなスパムを送りつけるんだろう,としばらく考えてみたが,答えは簡単だった。コメント投稿者欄には,その人物(それぞれ名前を変えて送りつけているが)のサイトのURLがついていて,それをクリックするとアダルト系か何かのサイトに行きつくという仕掛けである。

以前のスパムは,コメント本文にその手のURLが羅列されていたが,それだと簡単にスパム判定されてしまうので,コメントらしい文面をつけてから,自分のサイトに誘導しようというわけだ。あ~,ぱかぱかしい。

ちなみに,文面にあった, No way!  は「ダメ」「バカな」。freaking は,f××king と同意。ここまではOK。disagree を進行形にするのは,この文脈ではちょっと不自然。next time は接続詞なので,when は不要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。